10代〜20代の若い女性の間で「かんたんにお小遣いがもらえる」パパ活が流行しています。
ですがパパ活について「援助交際や売春と同じなのでは?」と考えている人は多いかと思います。
そこで今回は、パパ活と援助交際・売春は全く別物である理由や違いについて、詳しく解説していきます。
パパ活と援交の違い
パパ活とは
パパ活とは、経済的余裕のある男性を見つけて、男性の希望に応じて一緒に楽しい時間を過ごすかわりに、お小遣いをもらう活動のことを言います。
パパ活の内容は、お買い物や食事デートが基本で、だいたい1時間〜2時間ほどの短い時間であることが多いです。
女性は「手軽にお小遣いがもらえる」ことにメリットを感じていて、男性の場合はデートする時間の中で女性から癒しや日常生活では得られない刺激をもらいたいと考えています。
パパ活の大きな特徴は「恋愛ではないので肉体関係はなし」ということです。
男性は恋愛を求めているのではなく、あくまで普段の人間関係から得られない刺激と癒しをエ得ることを目的としているので、そこに恋愛感情はありませんので当然肉体関係もありません。
女性の求める「手っ取り早くお小遣いを増やしたい」「旅行やお買い物に連れていってもらいたい」といった経済的な余裕と経験と、男性が求める「恋愛ではないけれど一緒に食事などのデートをしながら楽しく過ごしたい」という考えがマッチするからこそ成り立つ関係です。
体の関係がなくまた違法ではないため、「かんたんにお小遣いを増やすことができる」という考えから始める女性が急増しています。
ですが中には援助交際との明確な違いを理解しないままパパ活を初めてしまい、体の関係まで持ってしまったり、男性とトラブルになってリスクを負ってしまう人も少なくありません。
援助交際とは
パパ活に対して援助交際とは、性行為を条件に男性からお金をもらう関係のことを言います。
なのでパパ活のように食事やお買い物などのデートは一切ありません。
性行為をするために男性を待ち合わせして、その対価としてお金を受け取ることになります。
別の言い方をすると「売春」ということになりますので、援助交際は売春禁止法に違反する行為とされています。
パパ活と援助交際では男性からお金をもらうという点では同じであるものの、そもそもの目的や関係性は全く違いますし、体の関係がありかなしかも、それぞれで違います。
かんたんな言い方で区別すると、体なしの関係がパパ活、体ありが前提の関係が援助交際です。
ちなみにですが、女性側が出会い系サイトやマッチングアプリなどで、肉体関係を条件に金銭のやりとりを募集するような行為も、援助交際を勧誘する行為なので違法となります。
法律で特別な罰則があるわけではありませんが、状況によっては男性と同じく罪に問われる可能性は高いです。
パパ活の事前知識がないままでパパを探すと、「気づいたら援助交際と言えるような関係になってしまっていた」という女性も実際いいますので、2つのはっきりとした違いを理解した上でパパ活を始めることが大事です。
お小遣いを渡す目的や理由が違う
先ほども少し触れましたが、パパ活と援助交際はそもそもの目的や理由が違います。
まずパパ活ですが、男性側の目的は一緒に過ごすことで癒しの時間を得たいということですし、「頑張っている女性を金銭的な面からサポートしてあげたい」という気持ちからお小遣いを渡しています。
また肉体関係はなしが基本なので、食事やお買い物デートなどを通して一緒に楽しい時間を過ごしてくれた代わりに、”お小遣いをプレゼント(贈与)する”という捉え方になります。
対して援助交際の場合は、女性とのセックスを目的にして金銭を渡しています。
援助交際が違法なのは、個人の女性に対してお金を支払って性関係を持つことが法律で禁止されているからです。
同じお金を受け取るという行為でも、その目的や理由はパパ活と援助交際ではまったく違うものなのです。
パパ活が違法ではない理由
体の関係はなしが基本!
まず援助交際との決定的な違いは、パパ活は体の関係をもたないことが基本だということです。
あくまでデートの内容は食事やお買い物などが基本なので、肉体関係を前提としたお付き合いではありません。
お小遣いの意味は、食事やお買い物などの時間に付き合ってくれたことへのお返しになります。
ただ、中にはパパと体ありの関係に至っている女性もいます。
体の関係も含めたお付き合いをする方が、お小遣いの相場も高く親密になれることが大きな理由です。
ですが援助交際と違うのは最初から体ありが条件なのではなく、「お付き合いを続ける過程で体の関係を持つようになった」ということです。
お小遣いについての考え方は、パパ活と援助交際を別物とする上で大事なことなので、パパ活を始める前に必ず認識しておくことが大切です。
お小遣いはあくまで贈与
パパ活と援助交際との決定的な違いが、それぞれ得たお金についての捉え方が違うことです。
パパ活で得たお金は「支払う」といった捉え方ではなく、女の子に「贈与した」という扱いになります。
どちらも男性からお金を受け取っていることは確かですが、それぞれでお金の意味が違うため、お金についての捉え方は援助交際とパパ活の重要な線引きになる重要なポイントとなります。
例えば援助交際の場合は、女性にお金を払って体の関係を持ちます。
これが「女性との性関係をお金で買う」という行為になるため、売春や援助交際にあたり違法となるのです。
対してパパ活の場合は、肉体関係がないのはもちろんのこと「一緒に過ごしてくれてありがとう」というお礼に、モノではなくお小遣いという形でプレゼントするような感覚です。
なので援助交際とは違って違法にはならないのです。
まとめ
パパ活と援助交際の明確な違いや線引きについて、パパを探す側の女性もしっかりと認識していない人は多いです。
ですが悪く言えば、パパ活の方法を一歩間違うと違法になってしまうリスクがあるということです。
パパ活する女性の中にはパパと肉体関係も含めたお付き合いをしている人も少なくありませんし、その方がお小遣いの相場が高いことも確かです。
ですがこういった女性は最初からセックスありが条件なのではなく、あくまでルールに沿ったパパ活の中でパパと話し合って至っていることを理解しておきましょう。
これからパパ活を始めようと考えている方は、援助交際となってしまわないようルールを守った上でパパ探しをしてください。